FX初心者入門ガイド
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●取引前の心得

自己資金額を明確に
外為取引(FX)をはじめるにあたり、肝に銘じておかなければならないことがあります。
それは、「自己資金と時間に余裕を持った取引を行う」ことです。
はじめに、資金について説明します。
外為取引は証拠金取引です。
証拠金(預けたお金)は10万円でも、その10杯〜20倍の資金を動かせることは前述した通りです。
ということは、思惑通りの値動きとなった場合、利益も大きくなります。
またその反面、思惑と外れた値動きをした場合は、レバレッジ効果により損も大きくなる可能性があります。
金額が多い少ないに関わらず、生活に支障をきたすような金額を取引につぎ込むことは絶対に避けてください。
ましてや借金をしてまで行うものではないと思います。
また、ある程度自己資金に余裕があるという方でも、例えば「投資に回すのは、自己資金の2割まで」というように、自分に応じたルールを決めておくことが大切です。
投機性の高い投資であればあるほど、事前に決まりを作っておくことが大切なのです。

情報をさぐる時間を確保
次に時間について説明しましょう。
せっかくタイミングよくポジションを持てたとしても、その後のケアがうまくできなければ、利益確定が難しくなります。
もちろん、自動売買でリスクマネジメントは可能であるし、24時間取引も可能であることから、ライフスタイルに合わせた取引が可能となります。
また、通貨ペアごとの動きは、全世界共通ですから、株式のように個々の銘柄について研究する必要もないといえるでしょう。
しかし、継続して利益を得ようとするなら、最低限、日経新聞の記事(特に夕刊の「マーケット総合面」)やインターネット(特に「NIKKEI NET」)などでそれぞれの通貨に関する情報を知っておくべきだと考えます。
これら以外にも、チャートの読み方やテクニカル分析も多少の理解ができないと、相場の予測は立てられません。
これらの分析手法については、法則を理解し覚えてしまえば理解しがたいものではありませんが、それでも実践に利用するためにはそれなりに勉強が必要です。
ですから、最低限、そういったことを勉強したり、チェックしたりする時間は確保できる状況で取引を開始していただきたいと思います。
そのことが取引のおもしろさであり、あなたの教養を育てるのにも繋がっていくでしょう。

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