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インターバンク市場と対顧客市場

◆ 外国為替取引所ってどこ!? ◆

外国為替はどこで取引されるのでしょう?
外国為替市場は世界中の主要都市に存在し、それぞれネットワークで繋がれています。
この中でもとりわけ取引通貨量の多い主要な市場が、ロンドン、ニューヨーク、東京の3都市に存在し、これを世界三大市場と呼びます。

たとえば日本時間で真夜中の時間帯、東京外国為替市場は稼動していません。しかし、ロンドンとニューヨークの市場なら稼動している可能性がありますので、通貨の変動は止まりません。
逆にニューヨークの市場が停止している時間帯であっても、日本の市場が稼動していればやはり外貨変動は進み続けます。

このように、24時間いつでも変化が起こり、取引が可能であるのが、外国為替市場の特徴なのです。
ですので、外為取引なら、日中の3時までしか取引できない株式投資と比べて、格段に投資のチャンスが多いのです。

また、外為取引(FX)は「テレフォン・マーケット」または「スクリーン・マーケット」などといわれています。 簡単に言えば、通貨を売りたい人と買いたい人が直接、電話回線やコンピューター回線を使ってやり取りを行うのです。これを「相対取引(OTC:Over The Counter)」といいます。
これらの回線網が外国通貨に関する取引を行う「市場」ということになります。

◆ 2種類の外国為替市場 ◆

外国為替市場のしくみ

外国為替市場には、インターバンク市場対顧客市場の2種類があります。
インターバンク市場とは、銀行同士が取引を行う銀行間市場です。
インターバンク市場における為替レートは刻々と変化します。
対顧客市場は、銀行と顧客との取引です。
対顧客市場における為替レートは、毎日、午前10時ころのインターバンク市場における為替レートを参考にして決められます。

インターバンク市場での取引を説明しましょう。
インターバンク市場では、例えばA銀行が保有している1万ドルをB銀行に売りたい場合、A銀行がB銀行に「1万ドルを売りたい」と持ちかけます。(実際にはパソコン上にB銀行を呼び出しします。)
すると、B銀行が、アスク(売値)とビッド(買値)を提示します。
この「売値」と「買値」はB銀行から見た言い方です。
例えば、アスクが1ドル=115円50銭で、ビッドが1ドル=115円25銭という場合には
「B銀行が115円50銭なら売りたい、115ドル25銭なら買いたい」といった意味になります。
そこでA銀行が1万ドルを1ドル=115円15銭で売ってもいいと判断すれば、取引が成立します。
ただし、取引は強制ではありません。
一般投資家が為替取引を行う際には、インターバンク市場でのレートを参考に取引が行われます。

CHECK POINT

東京金融先物取引所
銀行、証券会社、系統金融機関、信用金庫、先物業者、保険会社、商品取引会社、日本に拠点を持つ外国銀行、外国証券等、さまざまな器官が取引に参加しています。
同所が運営する為替取引所取引として、「くりっく365」があります。

対顧客市場
銀行が顧客との取引を行う場所。
個人が銀行で日本円を外貨に替えるときのレートをTTB(対顧客電信買相場)と呼びます。

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