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短中長期資金で振り分ける

目標リターンが決まったら、投資期間ごとに目標リターンと資金を振り分けます。
ここでいう期間とは、

長期-原則、1年以上。通貨分散といわゆるスワップ狙い。
中期-数日から10日程度のいわゆるスイングトレード。
短期-短ければ数分、長くても、数日。いわゆるデイトレやスキャルピング。

すべての期間で投資する必要はなく、長期だけで目標リターンが達成可能なら、無理に中短期でトレードすることはない。
また、中短期を明確に区分せずに、短期のポジションが結果的に中期になるということもオーバーナイトのリスクがとれればかまわない。
ただし、ポジションを取ったときの理由がなくなったとき、別項で述べる許容リスクを超えたときは、迷わず損切りが必要だ。

振り分けたとき、FX口座をどうするかと言う問題もあるが、両建てできないなどの問題もあるし、デイトレのみ手数料無料の口座もある。管理の容易さを考えても、別口座のほうがよい。
別の機会にも、述べますが、業者リスクも考えなければいけないので、複数口座を開設し別管理にすることを勧めます。

さて、具体例を考えます。
専業トレーダーでもない限り、毎日チャートとにらめっこというわけにはいかないだろうから、長期と中期をメインに、短期は時間があるときの遊び程度とします。

資金100万円、目標リターン24%/年、業者レバレッジ100倍とします。

まず、長期として年間10%を狙います。通貨は、USD/JPN、EUR/JPNなど基軸通貨で、年利5%程度を考えます。
資金の半分50万円を実質レバレッジ2~3倍で、2万通貨分ポジションをとります。
いわゆるスワップ狙いですが、買いっぱなし売りっぱなしではなく、月に一度は金利動向などをチェックし、方向性を確かめよう。
為替変動に一喜一憂する必要はないが、差益により目標リターンを達成した場合は、手仕舞いあるいはポジションの縮小を考えてもいい。
私ならこのケースでリターン20%を達成したら、ポジションの半分は手仕舞う。結果的には、週足を使った長期のスイングトレードになる。

次に、中期として40万円を振り分け、年間12%を狙います。
月利にすると1%、4000円のリターンでいいのです。
日足、時間足を使ったスイングトレードになると思うが、月間トレード回数は3~10回程度でしょう。
たった4000円と思うことなかれ、勝率は理論上50%以下だし、毎月確実に取りつづけるが大事です。
2~3倍のリターンが得られれば、長期の含みを勘案し、以後のトレードは休みでもいいかもしれません。

最後に10万円を短期に振り分けます。リターンは年間2%、2000円でいいのです。
負けなければいい程度です。

現実的には、10万円程度の資金では、許容リスクが小さすぎて、うまくポジションを持てないことになるだろうから、中期とあわせて50万円の資金としてリスクコントロールすることになるでしょう。

文字にしてみると、簡単に思えませんか。
ただし、FXの勝者は20%と言われます。年間で通してみれば80%以上の人がこの簡単に見えるリターンが取れていないのが現実なのです。

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