FX 初心者に警鐘を鳴らす!Top >  ▼テクニカル分析 :  移動平均線 >  ゴールデンクロス・デッドクロス、グランビルの法則

無料ダウンロード

ゴールデンクロス・デッドクロス、グランビルの法則

◆ 複数の移動平均線を見て相場分析しよう! ◆

相場のトレンドをつかむ武器の一つ「移動平均線」。
移動平均線は、ある一定の期間の終値の平均値をグラフ化してものです。
期間の決め方によって「15日平均線」「90日平均線」などと呼ばれます。
基本的には、短期的なトレンドを見るには期間が短めの平均線を長期的なトレンドをみるには期間が長めの平均線を参考にするとよいでしょう。
また短期と長期の移動平均線がクロスしたところが売買のタイミングの参考となります。
短期移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けることを「ゴールデンクロス」と言います。
ゴールデンクロスは、下降していた株価が上向きに転じたことを確認するシグナルとして活用できます。
逆に、短期移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けることを「デッドクロス」と言います。
デッドクロスは、上昇していた株価が下向きに転じたことを確認するシグナルとして活用できます。
ただ、いずれもかなりの短期で設定された移動平均線同士のクロスでない限り、株価の現実の動きにやや遅れ気味になるという傾向は心得ておくべきで、相場の強気(弱気)転換の追認ポイントを認識するための手段と捉えておくのが妥当と思われます。

◆ グランビルの法則を用いれば便利です ◆

移動平均線を利用した分析では、「グランビルの法則」を用いると便利です。
この法則はウォール街の通信社で記者をしていたグランビル氏が開発したもので、移動平均線と実線の位置関係によって売買のタイミングを見ようというものです。
全部で買いシグナル4つ、売りシグナル4つの計8つがあります。

グランビルの法則(買いシグナル)
①移動平均線が下降を続けたあと、横ばいになり、移動平均線を下から実線が突き抜けた時。
 上昇トレンドに転換したと判断できます。
②移動平均線が上昇しているとき、実線が平均線を下回った時。
 上昇中の買い場と判断できます。
③移動平均線が上昇しているとき、実線が下がってきたが、平均線より上で反発の動きを見せたとき。
上昇トレンドが継続されると判断できます。
④移動平均線が下降しているとき、実線が平均線より大きく下回ったとき。
下降トレンド中の売られすぎと判断できます。

グランビルの法則(売りシグナル)
①上昇中の移動平均線を、株価が上に大きく離れた時。
上昇トレンド中の短期的な調整に入ると判断できます。
②移動平均線が横ばいまたは下降しているとき、株価が平均線を下回った時。
下降トレンドに転換したと判断できます。
③移動平均線が下降しているとき、株価が上がってきたが、平均線より下で上げどまりの動きを見せた時。
下降トレンドが継続されると判断できます。
④移動平均線が下降しているとき、株価が平均線より少し上回ったが、すぐに平均線を割り込で下落した時。
下降トレンドが継続されると判断できます。

CHECK POINT

ゴールデンクロス・デッドクロス
短期線が長期線を下から上に突き抜ける状態をゴールデンクロスといい、逆に短期線が長期線を上から下に突き抜ける状態をデッドクロスという。

ウォール街(Wall street)
金融関係の企業が密集している米国ニューヨークの地名。
日本の金融・証券街の兜町のようなところ。

実線
ローソク足の連なりのこと。
「終値」ということもある。

spacer
無料ダウンロード
FX 初心者 FX初心者入門ガイド FX 初心者