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売買のタイミングを見極める

◆ 今日の終値は? ◆

ストキャスティクス」とは何か。
ストキャスティクス(Stochastics)とは、推計という意味です。
推計とは簡単にいえば、いろいろ計算することによって目的とする数値を推定することです。
その日の終値がある一定期間の最安値から見てどの程度の位置にあるか、それで買われ過ぎ、売られ過ぎを見極める指標です。
相場の行き過ぎを見るので逆バリに有効です。

ストキャスティクスは、次の3つ。

①%K
・%Kが%Dを下から上抜くと「買い」
②%D
・%Kが%Dを上から下抜くと「売り」
③SLOW%D
・%DがSLOW%Dを下から上抜くと「買い」
・%DがSLOW%Dを上から下抜くと「売り」

①の%Kは、当日の終値と期間中の安値の差を求め、それを期間中に動いた値幅(最高値-最安値)で割って、100をかけたものです。
ストキャスティクスもRSIと同じく、70%以上だと買われ過ぎ、30以下だと売られ過ぎとされています。
ただし%Kは値動きに反応しやすく、少し高値や安値が続いたり相場が極端に上昇したりすると、例えば80%台がしばらく続いてしまうということも。
ですから判断ツールとしては使いづらい一面もあります。
そのため、相場分析には%Dと併用されることが多いです。
%Dは、%Kの3日間の平均を移動平均化したもの。
こちらは%Kよりも相場に対する反応が穏やかになります。
つまり、高値や安値が続いても、80%以上になったままということは少なくなります。
%Dでもやはり70%以上で買われ過ぎ、30%以下で売られ過ぎというのは同じですが、80%で買われ過ぎ、20%以下で売られ過ぎと見るほうがより正確性を増すと思われます。
そして、さらに相場の反応を緩やかにしたのがSLOW%D。
スロー・ストキャスティクスともいわれます。
これらを組み合わせて判断することでより精緻化した分析が可能となります。

CHECK POINT

順バリ・逆バリ
順バリは相場が上がってきたら買い、下がってきたら売り、というように相場のトレンドに沿ったポジションを持つこと。
一方逆張りは高値圏で売り、底値圏で買い、というように相場の転換点を狙ってポジションを持つことをいいます。

移動平均化する
基点とする日から一定期間過去とさかのぼった期間の値段の平均値を出すこと。

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